割れたスマホを売る
コラム

割れたスマホでも売れる!査定で気をつけたいポイントを解説

スマホを落としたりして画面が割れてしまったとき、「もう売ることもできないかも」と不安になった方も多いのではないでしょうか。しかし壊れている端末でも、内部部品の再利用や修理前提で買い取ってくれることがあります。そこでこの記事では、壊れたスマホを売却する際に意識していただきたいポイントを解説します。

スマホの売却について不安になっている方の助けになれば、幸いです。

割れたスマホでも売れる理由と査定の基本

割れたスマホでも売却が可能なのは、修理や部品取りを前提とした専門的な再販ルートが存在するためです。画面や背面のガラスは交換できる部品なので、それら外装が壊れていても、内部基板やカメラなど高価なパーツが無事なら価値が残ります。また、メーカーが純正部品を供給している機種は特に再利用がしやすく、買取対象になりやすいです。

査定では、破損の状況とあわせて内部システムが正常に動くかが重視されます。タッチ操作の反応、通話機能、充電可否、カメラ起動、Wi-FiやBluetoothの接続などが確認項目です。液晶が映らない状態だと内部情報が確認できないため、評価が下がりやすくなります。

スマホの機種によっても大きく差が出ます。販売台数の多いモデルや発売からまだ数年以内の機種は、修理して再販売できる市場規模が大きいため、破損していても買取価格が下がりにくいです。一方、古いOSしか使えない機種やサポートが終了している端末は部品としての需要が限定的で、価値が下がりやすくなってしまいます。

加えて、付属品の有無やネットワーク制限の状態も査定に影響します。とくに利用中断や分割支払いが残っている端末は、中古市場へ流通する際の安全性が担保されず、査定が制限される場合があります。端末の状態や契約状況を把握しておくと、より正しい評価につながります。

どの破損が査定に影響しやすいか 状態別の価値の差

割れたスマホの価値は、破損している場所によって大きく変化します。とくに画面割れは、端末としての最低限の実用性を左右するため、査定への影響が強くなりやすい部分です。液晶に線が入る、黒いにじみが広がるなどの症状は修理コストがかさむため、評価が下がる原因ともなります。

一方で、背面ガラスの割れは比較的評価が残りやすい傾向があります。背面部分は機能に直結していないため、使用目的によっては支障が少ない場面も多いためです。ただし、最近はワイヤレス充電やカメラ周りの強化が進み、背面も精密部品に近い役割を担う機種が増えているため、割れ方が深いと影響が出る可能性が残ります。

フレームや角の欠けは、落下衝撃の大きさを推測し、内部基盤の傷みを判断する材料として見られます。内部損傷が疑われる端末の場合は専門店側にもリスクがあるため、慎重に評価されるポイントです。カメラレンズにヒビが入っている場合とさらに査定が下がりやすくなります。

修理してから売るべきか判断する基準

割れたスマホを売却するとき、修理を先にすべきか迷うこともあるでしょう。判断基準としては、修理費と上昇する査定額の差がどれほど見込めるかによって変わります。

もし修理代の方が高い場合は、直さずに売った方が最終的に利益は大きくなります。とくに古い機種は価値が下がりやすく、修理をしても回収できる金額が限られてしまうことに気をつけてください。

一方で、新しい機種や人気が続くシリーズなど市場での需要が高い端末は、画面修理などで評価が戻りやすい傾向があります。しかし、修理に時間がかかるほか、公式以外の修理を行うと防水や保証が失われる場合もあるため、リスクを理解した上で判断してください。

また、スマホがまだ使用可能でデータ移行に支障がなければ、そのまま買取に出す選択肢も取れます。ただ、割れが進むとタッチ不良や液晶故障が突然起きる場合があるため、できる限り早めの判断を心がけましょう。

修理の要否を判断するときは、自分で比較するよりも先に査定を受ける方が確実です。修理前と修理後の差額見込みを教えてくれる店舗もあり、費用対効果を客観的に把握できます。複数店に相談すると金額差が見えてきますので、なるべく早めに行動をしましょう。

売る前に必ずやっておきたい準備

割れたスマホを売却する際でも、データ移行と初期化は必ず行ってください。個人情報が端末に残ると悪用のリスクがあるため、バックアップを取ってからサインアウトし、アカウントと紐づきが残らない状態で引き渡しましょう。また、起動できるうちに準備を進めれば、故障が悪化して操作不能になるケースを避けられます。

加えて、端末の状態を正確に把握しておくことが査定でのトラブル防止につながります。画面割れだけでなく、背面ガラスのひびやフレームの歪み、タッチの反応低下がないかを確認してください。充電の持ち具合や通信が安定しているかも見られるため、売る前に一度チェックしておきましょう。

さらに、同じモデルでも保存状態や付属品の有無で評価が変わります。箱や取扱説明書だけでなく、未使用の付属品があれば印象が良くなりやすいです。割れたスマホを売る場合でも、付属品がそろっているだけで印象が変わるため、事前に用意しておきましょう。

割れの程度でどう変わる?査定金額の目安

割れたスマホを売却する際は、ひびの範囲だけでなく、操作性への影響が重視されます。画面に細いひびが入っているだけで操作に支障がなければ、見た目のマイナス評価にとどまる可能性があります。しかし、タッチの反応がにぶい、液晶表示が乱れるなど内部へ影響が出ている場合は修理コストが高く、減額幅が大きくなりやすいです。

背面ガラスの割れでも、背面が割れたまま使い続けると湿気や埃が入り込み不具合が進む原因になります。症状が進行しやすい破損の場合は査定時のリスクが高くなるため、できるだけ早く状態を確認してください。また、バッテリーの劣化など他の故障が重なると、一段と減額につながります。

ただし、壊れたスマホでも、発売年が新しく再利用しやすい部品が残っている機種はジャンク品としての需要があります。特に人気機種は、画面割れがあっても想像より良い査定を期待できるでしょう。壊れたままで放置してしまうと破損が進むことがあるため、早めに行動することが大切です。

まとめ

この記事では、割れたスマホを売るときに気をつけるポイントや査定の基準について解説しました。割れたスマホを売却する際は、破損があっても需要が残る可能性があります。壊れたまま放置するほど不具合が進んでしまい、査定時に不利になりやすいです。

査定額は画面割れの範囲や操作性への影響、そしてバッテリー劣化や他部位の不調があるかで変わります。たとえ動作に問題があっても、人気機種であれば部品目的の需要があり売却できる可能性があります。そのため、専門店に持ち込み、状態を確認してもらうことが大切です。

売るか迷っている間にも価値は少しずつ下がります。今の状態を正確に把握し、相談しながら納得のいく方法で手放してください。適切な準備と情報があれば、割れたスマホでも無駄なく活かせます。

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