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コラム

iPadは何ができる?使い方まとめ

「iPadで何ができるのかよく分からないけど、なんとなく気になっている」
そんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。iPadはスマホとパソコンの中間のような存在で、使い方によっては日常や仕事、趣味の時間まで広く活用できます。

この記事では、購入前に知っておきたい“iPadでできること”と“できないこと”をシンプルに整理しながら、あなたに合っているかどうかを判断できるヒントを紹介します。

iPadでできること【主な使い道をざっくり紹介】

iPadは一見すると何でもこなせる万能な端末のように思えるかもしれません。
しかし実際には、得意な分野や、よく使われている用途に特徴があります。
ここでは、日常的によく活用されている代表的な使い方を4つのカテゴリに分けてご紹介します。

動画視聴・読書・音楽などのエンタメ用途

iPadは、大きな画面と高音質なスピーカーを備えているため、動画や音楽を楽しむのにとても向いています。YouTubeやNetflix、Amazon Primeなどの動画サービスはもちろん、電子書籍アプリを使えばマンガや小説も快適に読めます。

また、Apple MusicやSpotifyなどの音楽アプリもスムーズに使えるため、「ながら時間」を楽しむデバイスとしても人気です。ベッドやソファでくつろぎながらエンタメを楽しみたい人にはぴったりです。

ノートやメモの記録・勉強・PDFチェック

Apple Pencilを使えば、iPadは手書きノートとしても活躍します。学生なら授業のノートや参考書への書き込みができ、社会人なら会議のメモや資料へのマーキングに便利です。

また、PDFファイルの閲覧や注釈も簡単にできるので、紙の資料をデジタルで管理したい人にとっても扱いやすいツールです。紙とペンの代わりになる手軽さと整理のしやすさが魅力です。

メールやビデオ通話などのちょっとした仕事用

メールのチェックや返信、ZoomやGoogle Meetなどでのオンライン会議にも、iPadは十分対応できます。キーボードを使えば文章入力も快適になり、資料の確認やスケジュール管理もスマートにこなせます。

パソコンほどの作業は難しいですが、「読む・確認する・返信する」程度の仕事には十分対応できます。外出先でのちょっとした作業にも活躍します。

写真整理や軽い画像編集など趣味にも使える

iPadはカメラアプリや画像編集アプリとの相性もよく、撮った写真の整理・加工が手軽にできます。旅行や日常の記録をアルバムにまとめたり、SNS用に写真を編集するのもスムーズです。

また、無料アプリでも画像の明るさ調整やトリミングなどの基本的な編集機能が充実しているため、誰でも扱いやすい点も魅力です。動画編集アプリもあり、趣味の幅を広げたい人にも向いています。

iPadに向いていないこと

どんなに便利なデバイスでも、万能ではありません。iPadにも「苦手な作業」や「制限のある使い方」があります。
ここでは、購入後に「思っていたのと違った…」とならないように、あらかじめ知っておきたい注意点を紹介します。

本格的な事務作業や開発には不向き

Excelで複雑な関数を使った表を作成したり、Wordで長文の資料を編集したりするような本格的な事務作業は、やや不向きです。
キーボードをつければある程度快適にはなりますが、操作性やウィンドウ切り替えの自由度はパソコンに劣ります。

また、プログラミングや専門ソフトを使った開発作業も基本的には対応していないため、「仕事道具」としては限界があることを覚えておきましょう。

複数のアプリを同時に使うのはやや不便

iPadはマルチタスク機能を搭載していますが、パソコンのように自由に複数の画面を並べて作業するのは苦手です。
アプリの切り替えや分割表示には制限があり、複数の作業を一度にこなしたい人にはストレスを感じることもあります。

とくに「調べながら書く」「資料を見ながら入力する」といった作業は、ウィンドウ操作の少なさがネックになる場合があります。

USBやSDカードなど外部接続には制限がある

iPadは、基本的にタブレット単体で使うことを前提に設計されています。そのため、USBメモリやSDカード、外部モニターなどの接続には制限がある点にも注意が必要です。

一部のモデルではUSB-Cに対応していますが、すべての機器と互換性があるわけではなく、別売りのハブや変換アダプタが必要になることもあります。「外部デバイスを多用する作業」には不向きな面があるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

iPadが向いている人・向いていない人

「便利そうだけれど、自分に向いているのか判断がつかない」
そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。タブレット端末「iPad」はさまざまな使い方ができる反面、人によっては活用しづらい場面もあります。
この章では、この製品が特に役立ちやすいタイプの人と、反対にあまり適していないかもしれない人の傾向についてご紹介します。購入前に自分の使い方と照らし合わせて考える参考にしてみてください。

iPadが向いている人の特徴

iPadは、動画視聴や電子書籍の閲覧にとても適したデバイスです。スマートフォンと比べて画面が大きく、映像や文字が見やすいため、普段からYouTubeやNetflix、電子書籍を楽しんでいる人にとっては、快適に使える一台といえるでしょう。

さらに、Apple Pencilを組み合わせれば、手書きメモやノート作成もスムーズに行えます。紙に書くような自然な書き心地で、授業や会議のメモ、資料への書き込みなど、さまざまなシーンで活用できます。軽量で持ち運びやすいため、通勤中やカフェなど外出先でのちょっとした作業にも便利です。

また、趣味や学習に活用したい人にもおすすめです。イラスト制作やデジタル手帳、語学アプリなど、自分のペースで続けられるコンテンツが豊富にそろっており、「スマホだけでは物足りないけれど、パソコンほど本格的な作業はしない」という方には特にフィットする存在です。

iPadがあまり向かない人の特徴

一方で、iPadがあまり向いていないと感じる場面もあります。たとえば、ExcelやPowerPointを使って複雑なデータ処理や資料作成を日常的に行う場合、iPadの操作性やファイル管理の自由度に物足りなさを感じるかもしれません。マウスを使った細かな操作や、複数のウィンドウを同時に開いて作業するような場面では、やはりパソコンの方が快適です。

また、プログラミングや高画質な動画編集といった処理の重い作業を頻繁に行う場合、iPadのスペックや拡張性では対応が難しいこともあります。USBメモリや外付けのハードディスク、外部モニターなどをよく使う方にとっても、接続の自由度が限られている点は注意すべきポイントです。

さらに、仕事もプライベートもすべて1台で完結させたいと考えている人には、iPadは少々頼りなく感じられることがあるでしょう。資料作成からデータ管理、複雑な編集作業まで幅広く行いたい場合は、パソコンの方がより安定したパフォーマンスを発揮してくれます。

こんな使い方をしたい人にはおすすめ

もしあなたが「通勤時間に動画を見たり読書をしたりしたい」「紙のノートやプリントを減らしてデジタルで管理したい」「外出先で手軽に資料の確認やオンライン会議をしたい」と考えているなら、iPadはそのニーズにぴったり応えてくれるはずです。
また、「趣味でイラストを描いてみたい」「簡単な日記やライフログをデジタルで残したい」といった目的にも十分対応できます。iPadは、作業の効率化というよりも、日常をちょっと便利に、楽しくしてくれる存在として、多くの人に選ばれています。

まとめ

iPadは、「動画を見る」「手書きで書く」「どこでも気軽につながる」といったことを快適にこなせるデバイスです。
すべてを完璧にこなせるわけではありませんが、自分の目的と使い方に合っていれば、とても役立つ1台になります。
この記事が、あなたの購入判断の参考になれば幸いです。

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